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小林よしのり
2018.2.20 03:17日々の出来事

スタッフよ、欄外多過ぎ


わしは失敗していた。「SAPIO」『大東亜論』の欄外を書く

のをすっかり忘れていた。

欄外を書くまではまだ編集者に渡しちゃダメだ。

 

しかしまだ欄外が空きすぎている。

発売まで間が空きすぎているので、欄外を書くのが難しい。

『大東亜論』はどんどんコマを上にはみ出して、欄外を

少なくしてほしい。

 

ポカQが言ってたが、今の漫画は内容をぎゅうぎゅうに

詰め込んだら、読者が読めないそうだ。

コマが大きくて、1ページ大の絵もガンガン描いて、

内容はスカスカでも、絵で見せた方が読むらしい。

 

だとしたら、今の時代なら「ブラックジャック」は

ヒットしなかっただろう。

あれは一本一話で、すごくストーリーが濃縮されていた。

 

わしの描き方は時代に逆行しているのかもしれない。
頭のいい読者だけが残って、馬鹿が淘汰されているの
かもしれない。
これでいいとは言えない。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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